ネット記事では、「GU・UNIQLOを着るのはダサくない」だとか、「GU・UNIQLOを着こなせる人が本当におしゃれ!」と言っているものがよくあります。
果たして、本当にそうなのか。その根拠は何なのか。今回は徹底的に考察していきたいと思います。
GU・UNIQLOはダサくない側の意見
まずは考察するにあたり、GU・UNIQLOがダサくないと主張する側の意見を挙げていきます。
- ・ユニクロやGUの洋服がダサいと言われる理由は「安物=ダサい」というイメージがあるから。
- ・安い+オシャレは両立できる。
- ・何を着るかではなく誰が着るか。
調べたところ、この3つがダサくないと主張する側の主な意見でした。
ここから、それらに対する僕の意見を言っていきます。
「安物=ダサい」の方程式は成り立つのか
これは「YES」です。
ちょっと服に興味がある人ならわかると思いますが、素材感や生地の良さは生で見ればすぐに分かります。
さらに服は素材、シルエットに加え、実は重さが大切です。ある程度のウェイトが無いと身体へフィットしません。
安っぽい素材のものはウェイトも少ないので、どれだけトレンドに乗っかっていてもダサく見えます。
それに加えて、安いものは洗濯するとすぐによれてしまい長く使うことが出来ないという一面もあります。
誰の言葉か忘れちゃったのですが、(そこ大事やろ)
「高いものに良いものがあるとは限らないが、安いものに良いものは無い。」
という言葉があります。
そう思うと「安い=ダサい」という方程式は成り立つと考えられますね。
「安い×おしゃれ」は両立できるのか
これはできません。
先程も説明したように、安いものはそもそもかっこよく着れるようにできていません。
そりゃスタイルがめちゃくちゃいい人は多少かっこよく着れます。でも、普通の人たちは安いものでは安い服装になります。
決してそれはおしゃれではなく、「無難」という言葉で表すことが出来ます。
「インナーはUNIQLOでいいやろ!」という人もいるかも知れません。
確かにおしゃれな人でも、インナーはUNIQLOやGUを使っている人は多いと思います。
他の記事でも、「UNIQLO・GUのアイテムを上手く使うことでおしゃれに着こなせる!」という滑稽な記事があります。
でも本当は、「UNIQLO・GUを使っているからおしゃれ」という訳ではなく、「UNIQLO・GUを着ているとは思わせない他のブランドのアイテムを使っている」からおしゃれに着こなせているのです。
その本質から目を背けてはいけません。
何を着るかでは無く誰が着るか論争
よくおしゃれとはという議題でこういう意見が出ます。
「ブサイクのハイブランドより、イケメンのファストファッション!」
確かに!と思うかも知れないですけど、本当は見るところがおかしいんですよねこれ。
実際に顔が整ってない人でもめっちゃおしゃれな人はいるし、イケメンでもめちゃくちゃダサい人は多いです。
この意見を言う人は大抵が、「ハイブランドを着ているだけのダサいブサイク」と「ファストファッションを着ているイケメン」を比べてるんです。
そんなん不公平。笑
確かにハイブランドを着ているだけの残念な人もいますけどそれはおしゃれだと言ってない。笑
せめて、「おしゃれなブサイク」と「ダサいイケメン」を見てあげて欲しい。
自分が思うUNIQLO・GUがダサいと思われる理由
ブランド背景
UNIQLOやGUは元来、実用性に重きをおいていたブランドなのです。
デザイン性ではなく、無難な無地のアイテムを低価格で手に入れるためにあります。
簡潔に言えば、「おしゃれになるためのブランドではない。」ということです。
世の中の本当におしゃれな人は着ていない
ジャスティンビーバーやカニエ・ウェストなどのいわゆるファッションアイコンと呼ばれる人たちはファストファッションブランドの服は着ていません。
日本では、WEARなどで「プチプラコーデ」という名でファストファッションで全身を固めたコーデを載せたり、インスタグラムに「#おしゃれさんと繋がりたい」とかいうちょっと笑っちゃうハッシュタグを付ける人が多くいます。
あれはあくまで、ファッションにあまり興味のない人やファッション初心者向けのものであり決しておしゃれではないです。
もしあれがおしゃれなら、パリコレなどは皆こういったファッションになるとは思いませんか?
でも実際はかなり攻めたコーディネートばかりなんです。やりすぎやろって言うのもありますけど、でも世界基準ではある程度の個性がないとおしゃれだとは言えないのです。
しかし、UNIQLOやGUのアイテムは無地の無難なものばかりです。ということはもうお察しです。
なぜUNIQLO・GUがおしゃれだと言う人達が一定数存在するのか
ここはかなり独断と偏見にまみれた考察になります。
まず、前提としてUNIQLOやGUがおしゃれだと言う人は、
- 服にお金をかけれない
- ファッションに対しての知識がまだまだ多くない
- おしゃれだと思われたい
という人達が大多数です。
ここから考えられることとして、
「服にお金はかけられないからUNIQLOとGUで揃えたけど、ださいって言われないからおしゃれなんじゃね。」
という結論に至った結果、「UNIQLOとGUがおしゃれなブランドだ!」という層が現れたんだと思います。
またそこから新しい層として、「UNIQLOとGU着こなす俺おしゃれだろ。」というグループも現れました。厄介ですね。彼らはティックトックにも進出してきています。
こういう人たちは、世界に「おしゃれ」と「ださい」の2つの人類しか居ないと思っています。しかし、間違いなく「無難」というくくりも必要な訳です。そして彼らはどちらかというと「無難」に分類されます。気づいてないけど。
結論 お金をかけないとおしゃれにはなれない
散々言ってきましたが、本当におしゃれだと言われる人たちは確実にファッションにお金をかけています。
それはほぼ自分への投資だと思っているはずです。
そこまでファッションに向き合ってこそ、「おしゃれ」というカテゴリに分類されるのではないでしょうか。
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